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乳牛の話

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牛乳、乳製品が値上がりしています。酪農家が急激に減少しているからだとか。第一次産業ではよく聞くことですが、酪農はとても過酷な職業なのに、値段を下げられて、酪農だけでは生活が成り立たないから、ということがあるようです。

ところで、牛乳て、どうやって作られるかご存知ですか。乳搾り体験があるくらいなので牛乳が出てくるところは想像できると思いますが、牛も妊娠しないと乳が出ないので、乳牛は2歳くらいになると人工的に妊娠させるのです。牛は妊娠中から乳がでて、妊娠期間は人間と同じくらいなので、1年に1回、妊娠を3回位くりかえして、5年経つと肉牛になる、という人生(牛生?)を送ります。   一説には牛にもつわりがあるといいますし、乳腺炎になった牛の乳は使えない、と牛乳屋さんから聞いたことがあります。乳腺炎は私も経験がありますが、泣くほどの激痛です。。

初めてこの話を知ったときはとても衝撃的でした。今は出産間もないので牛の一生を自分の身に置き換えると気絶しそうになります。あの人生の大イベントである出産を毎年繰り返し、そのたびに足腰痛め、時々乳腺炎に悩まされ、挙句の果てに生んだ子には一滴も与えずに、人のために見ず知らずの牛の乳と混ぜられ、殺菌され、ホモゲナイズなどされ、パックに詰められるなんて。。。

そして毎朝それがアイス屋さんに届く日が始まります。 大切に使わなければいけないなあと、今年は特に思います。

皆さんも冷蔵庫で牛乳腐らせちゃった、と平気で捨てたりしていませんか?値段だけでなく、大切なものを頂いていると思ってほしい。アイス屋さんからのお願いです。

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