昨年に比べると穏やかな1月を過ごしています。今頃ですが、あけましておめでとうございます。皆様にとって良い年になりますようにお祈り申し上げます。
今年の冬は風が強い日が多く、そのせいで寒いわりには積雪はそこまで多くないのだと思います。第6波のオミクロン株というのも吹き荒れていて、あっという間にまた制限のある生活になりそうです。
冬休みが終わって、子供たちが無事学校へ行って、ようやくほっとして、昨年からずーっと壊れていて捨てようか迷っていた巻き簾を、直してみました。
以前お住まいだったおばあちゃんが使っていたと思われる巻き簾。糸が古すぎて切れて、バラバラになってしまったのですが、たこ糸でまたつなげればいいのかな?と思って、取っておいてみました。
なにしろ、今、いい感じの巻き簾、というのが売ってないのです。100均のはさすがにストローみたいな素材で使いごごち悪そうだし、スーパーにも軽すぎたりして良さそうなのはなく、民芸品みたいのは何千円もして、年に1回か2回くらいしか出番のないものにそんなにお金はかけられないし。
そう考えると、この絶妙な平面感(?)、謎のしっとり感、(このしっとりは植物の油分か?家の油分か?もしや人の手垢?)の巻きやすい巻き簾はなかなかないので、直せたらもう少し使おう、となったのです。
実際たこ糸でつないでみると、どのように編まれていたのかが分かります。ねじねじすればいいんだ!
色々発見があって楽しく出来ました。これで2月の恵方巻きは、安泰です^ ^
けれど、出来上がってみて、ふと、この巻き簾、アイスの器具には使えないよなーと、苦笑いしてしまいました。細菌検査にはかなり高い確率で引っかかりそう。
まずアイスの器具は洗浄、殺菌に強くないといけないので、竹の素材はカビなどの恐れがあり禁止です。たこ糸もきちんと乾燥しなければ雑菌が繁殖しそうだし…そもそもなんかペタッとしたこのフィット感…はどうなんだろう?
アイスは、加熱による殺菌がない分、清潔な衛生環境で作った、一定の細菌数以下のものしか販売できません。
何を思ったかというと、今まで家庭ではこういうものでみんなご飯をつくってきて、それでお腹痛くなることなくみんなおいしく食べて生きてきたんだよなーということです。多分ちょっとくらいの雑菌がついているだろう巻き簾で、生のお魚とかもちょっとついたりして巻いちゃっていたでしょう。
でも、コロナ禍で生活していく中で、何にでもアルコールをして、何回も手を洗って、思った以上に清潔、衛生的なもの以外はダメ、な体になりすぎているんじゃないか、とおもうわけです。
販売できるジェラートを作るための衛生環境と、日常生活を送るための衛生環境は、全然違うと思っていたのですが、そこの差がコロナウイルスによって、だいぶ縮められたと思います。それはコロナ禍では大事なことですが、長い目で見たら、いいことばかりじゃないんじゃないな、と不安を覚えました。
またいつかアジアに旅行に行けるような時が来て、あの埃っぽい雑踏の中の市場で何か食べて、すぐにお腹を壊しちゃうような弱い体になっていないといいなー、と思ったのでした。
私はベトナムに行って、フォーが食べてみたいです♡
今年の抱負は…ウイルスやばい菌や忙しい仕事に負けない丈夫な体、です…。ワクチンは、先にウイルスを体に取り込むことで抵抗力を作ります。少しくらい入っても、すぐには負けない健康な体と心をキープしたいと思います。
美味しいジェラートを作る、とか販売を拡大する、とかそういうことでなくてすみません。
皆様におかれましても、ウィズコロナでも、アフターコロナになっても、穏やかな日常をお過ごし下さいますよう、お祈り申し上げます。