nina がninaというジェラート屋になる前からずっと来てくださってるお客様がいます。自転車に乗って来るから、多分割と近くにお住まいで、一年に何回か見えて、いつも牛乳かかぼちゃを一番大きい480mlのサイズでお持ち帰りします。数年の間お見えにならなくて、また去年あたりから時々ご来店下さってます。
その方は10年以上前から多分全く耳が聞こえなくて、いつも大きな身振り手振りでジェスチャーして注文をします。
この間、480mlを詰めている時に、店内の10周年の張り紙を見て、片手の指で1、片手で0を作って、「10周年!?びっくり、」と驚き、アコーディオンのように両手をにょーんと広げて「長い!」
私も片手で1を、片手で0を作って、うなずき、「そう!10周年‼︎いつもありがとうございます^ ^」というと、うんうん、とうなずいていました。
そして、ジェラートをお渡しして、帰りがけに、いつもは音は聞こえないのに、声になって少し音が聞こえて、大きな口でパクパクと、「がんばって」と言ってくださいました。
私たちは、毎日、こんなちょっとした嬉しいことのために働いているのかもしれないと思いました^ ^
…プライスレス。