といっても1月も20日を過ぎて1月もそろそろ終わりに近づいています。
新年の抱負かー、と思うとなかなか書けません。
今年はninaは10周年の年になりますが、10周年というのは丸9年終わったので、10年は終わってなく、このタイミングで10周年、て言って合ってるのかな?と何度も確認したりしていました…。
確かにジェラート屋でもどんなお店でも10年続けずにお店を閉めることもありますが、その後別のもっと大きな野望に突き進む方もいるし、10年同じことをする事自体が凄いことでもないし。そもそも先祖代々の老舗のお店は別としても、1代で30年も40年も同じお仕事をされている方が私の周りには大勢いらっしゃるので、10年、ていうはただの結果で、そんなにすごいことではないぞ、というのが実感です。という事で、あまり気負って10周年記念祭!!的な年にはならないだろうな、とぼんやり思っています。
ただ、あんまり余計なことを考えずに好きなことを10年続けてこられたというのは、本当に幸せでありがたいことだなあ、という感謝の気持ちは大きいです。そういう意味では感謝を込めて、みたいなことはしたいかな、と。
10年を振り返ると、始めた頃は、もし上手くいかなかったら、事務でも販売でも掃除でも、何の仕事でもやってやる!と思っていたけれど、最近は、どうやったらおばあちゃんになってもこの仕事を続けていけるか、と、この仕事に執着する様になったことが、一番の自分の変化…かな。
また、始めた頃は、今思うと何も考えずに一番安い果物を探して、ジェラートの機械の販売会社に言われた通りのレシピで売っていました。でもそれを買ってくださったお客様がいたから、今に繋がっているのです。よくあのジェラートを買ってくださりありがとうございました!m(_ _)m
そこから、この果物の産地はどこ?原材料は何が入っているの?今の季節の果物は?とお客様に尻を叩かれ色々調べたり、農家さんと知り合いいろんな素材を紹介してもらったり、途方にくれる様な生産の現場を聞いたりして、大事に使わなきゃなあ、と思ったりして、なんとなく自分の作りたい、作ったら喜ばれそうな商品のイメージができてきた、かんじです。
元々、大きな志や野望で始めたお店ではなく、近所の子供が喜んでくれて、自分の生活が成り立てばラッキー、くらいで始めたので、その分知らない事を皆さんに教えてもらって、鍛えてもらって続けてきたんだと思います。またこの先も続けて行くために、たくさんの人に会って、新しいことを学ばせてもらったり、それを別な人にお伝えしていければ、豊かな人生にならないかな、と考えています。
何の具体性もない抱負ですが…。1時間以上かけてこんな文なので…このくらいで締めくくらせていただきます。
今年がどんな夏であっても、美味しいジェラートが作れます様に。
よろしくお願い申し上げます。